ダークデータの具体例は?業種・業務別にどんなデータが該当するか紹介

「ダークデータ」と聞いても、実際にどのようなデータが該当するのか分かりにくい方もいるのではないでしょうか。
ダークデータとは、企業が収集・蓄積しているものの、分析や業務などに活用されていないデータのことです。身近なところでは、過去の資料や重複ファイル、使われなくなったデータなどが該当します。
ただし、企業に蓄積されるデータは業種や業務によって異なります。
本記事では、事務・営業・開発・小売・製造・クリエイティブの6つに分け、ダークデータの具体例を紹介します。
ダークデータの意味や整理する際の注意点について詳しく知りたい方は、「ダークデータとは?不要なデータ整理の注意点とデータが増える原因」をご覧ください。
この記事を読むとわかること
- ダークデータに該当するデータの具体例
- 事務や営業などの業務で蓄積しやすいデータ
- 小売業や製造業で蓄積しやすいデータ
- クリエイティブ業務で蓄積しやすい大容量データ
事務・バックオフィスで発生しやすいダークデータの具体例

| データの種類 | 具体例 |
| 社内文書 | 過去の申請書、稟議書、会議資料 |
| 社内規程・マニュアル | 就業規則、業務マニュアルの旧版 |
| 集計データ | 過去の月次・年度別Excelファイル |
| 退職者のデータ | 個人フォルダ、引き継がれなかった資料 |
| 重複ファイル | 重複ファイル 「最終」「最新版」「修正版」などのファイル |
事務・バックオフィスでは、日々作成する文書や集計データの旧版・重複ファイルなどが蓄積しやすくなります。
特に退職者のデータは、必要性を判断できる人がいなくなり、そのまま保管されるケースもあります。後から検索しやすいタイトルを付け、年度や業務ごとに保存場所を決め、ダークデータ化を防ぎましょう。
営業・マーケティングで発生しやすいダークデータの具体例

| データの種類 | 具体例 |
| 営業資料 | 過去の提案書、見積書、旧版の商品資料 |
| 顧客データ | 重複した顧客リスト、過去の商談データ |
| キャンペーンデータ | 終了したキャンペーンの集計データや関連資料 |
| 調査・アンケートデータ | 過去に実施したアンケートの回答データ、集計結果、調査資料 |
| コンテンツ | 過去の広告素材、バナー、販促用の画像 |
| セミナー関連 | 終了したセミナーの資料、ウェビナーの録画データ |
営業・マーケティングでは、顧客ごとの営業資料やキャンペーン、広告施策などに関連するデータが蓄積する傾向にあります。
「いつか使う」と保存し、活用しきれていないダークデータはありませんか。古い企画書などは年度や案件ごとにまとめておくと管理しやすくなります。
開発・プログラミングで発生しやすいダークデータの具体例

| データの種類 | 具体例 |
| ソースコード | 旧バージョンのコード、使用されなくなったプログラム |
| テストデータ | 動作確認用データ、検証用ファイル |
| ログデータ | 過去のアクセスログ、エラーログ |
| 開発資料 | 過去の仕様書、設計書、テスト結果 |
| バックアップ | 開発環境やシステムのバックアップデータ |
開発現場では、開発・テスト・改修を繰り返す過程で、さまざまなデータが作成され、ダークデータの元になります。
障害調査やシステム復旧に必要なデータもあるため、用途を確認せずに削除するのは避けましょう。バックアップ専用のサーバや保存領域を用意し、日常的に使用するデータと分けて管理する方法もあります。
小売業で発生しやすいダークデータの具体例

| データの種類 | 具体例 |
| 販売データ | 過去のPOSデータ、店舗別の売上データ |
| 商品データ | 販売終了商品のマスタ、旧商品情報 |
| 在庫データ | 過去の在庫表、棚卸しデータ |
| 販促データ | 過去のPOPデータ、チラシ、キャンペーン用の画像 |
| 店舗運営データ | 過去のシフト表、日報・月報、スタッフ向けの業務連絡 |
| 人事関連データ | パート・アルバイトの応募書類、研修資料、退職者に関するデータ |
小売業では、販売・在庫管理のほか、商品や販促、店舗運営、人事など幅広いデータが各店舗ごとに増えていき、整理が追い付かないときにダークデータになります。
複数店舗を運営する企業では、店舗ごとのデータも増えていきますが、販売実績などの「経営戦略に必要なデータ」に関しては、ファイルの命名規則やフォルダ分けルールを作り、取り出しやすい状態で管理することがポイントです。
製造業で発生しやすいダークデータの具体例

| データの種類 | 具体例 |
| 設計データ | 過去製品の設計図、CADデータ、旧版の図面 |
| 試作データ | 試作品の設計データ、試作時の画像や測定結果 |
| 品質管理データ | 過去の検査結果、不具合記録、品質に関する報告書 |
| 製造データ | 製造設備から出力されたログ、稼働記録 |
| 製品関連データ | 生産終了製品の仕様書、製品画像、旧版のマニュアル |
製品の製造や改良の過程では、設計図やCADデータの修正履歴などを保存するケースもあります。
不具合や事故の原因調査で過去のデータが必要になる場合もあるとはいえ、ダークデータにしないため、「現在使用しているデータ」と「長期保存するデータ」を区別して管理することが大切です。
クリエイティブ業務で発生しやすいダークデータの具体例

| データの種類 | 具体例 |
| 画像データ | 撮影した写真、RAWデータ、使用しなかった画像素材 |
| 動画データ | 撮影した元動画、編集前の素材、書き出した旧版の動画、使用しなかった映像素材 |
| 音楽・音声データ | 録音した元データ、編集前の音声、BGM・効果音、書き出した旧版の音源 |
| デザインデータ | Illustrator・Photoshopなどの制作ファイル、旧版のデザイン |
| 印刷データ | チラシ・パンフレットなどの入稿データ、印刷用PDF、旧版の制作データ |
| 3DCGデータ | 3Dモデル、テクスチャ、レンダリングした画像・動画、制作途中のデータ |
| ゲーム制作データ | キャラクター・背景素材、3Dモデル、音声、テスト用データ、過去のビルドデータ |
| 納品・案件データ | 終了した案件の納品データ、クライアント別の制作物 |
デザインや動画、音楽、印刷、3DCG、ゲーム制作などでは、容量の大きな制作データが蓄積しやすくなります。特に、外部に委託した作品や、再収録・再現が難しい音楽・音声などは、安易に削除できません。
大容量のストレージを有効活用するルールを定め、ダークデータを作らないように定期的に棚卸しをしましょう。
ファイルサーバの容量不足・データ環境の見直しはCWJへ

ダークデータは業種や業務によって異なるため、まずは自社にどのようなデータが蓄積しているのかを把握することが大切です。
「データが増えすぎて整理できない」「ファイルサーバの容量が不足している」「どのような保存環境が適しているのかわからない」とお悩みの場合は、株式会社サイバーウェイブジャパン(CWJ)へご相談ください。
CWJでは、現在のサーバ環境や課題をヒアリングしたうえで、お客様に合った改善方法をご提案しています。IT企業のみならず、さまざまな企業の皆様にご相談いただいております。
具体的なサービスや導入方法が決まっていない段階でもご相談いただける「無料ワークショップ」をご用意していますので、お気軽にご活用ください。
オンラインストレージを使用するメリットとデメリット
この記事のポイント
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1.業種によってダークデータの種類は異なりますか?
業種の数だけ、ダークデータとなるデータの種類は異なります。
【ダークデータになりやすいデータの例】
- 小売業:POSデータ、商品情報、POP、シフト表など
- 製造業:設計図、CADデータ、検査結果、製造ログなど
- クリエイティブ業務:画像、動画、音声、3DCGなど
詳しくは「小売業で発生しやすいダークデータの具体例」、「製造業で発生しやすいダークデータの具体例」、「クリエイティブ業務で発生しやすいダークデータの具体例」をご覧ください。
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2.蓄積したダークデータはすべて削除してもよいですか?
ダークデータには、次のようなデータが含まれている可能性があります。
- 今後の業務に再利用できるデータ
- 一定期間の保存が必要なデータ
- 障害や事故の調査などで必要になるデータ
使われていないという理由だけで削除せず、用途や保存する必要性を確認してから整理することが大切です。
詳しくは「ダークデータとは?不要なデータ整理の注意点とデータが増える原因」をご覧ください。
インターネットデータセンターの運用から、クラウドサービスの提供まで行う株式会社サイバーウェイブジャパン(CWJ)のWeb担当者。
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