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社用スマホで「見てはいけないサイト」とは?スマホのマルウェア対策

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社用スマホで「見てはいけないサイト」とは?スマホのマルウェア対策

外回りのスタッフや管理職を中心に社用スマホを貸与している企業では、端末の利用ルールを明確に定めておくことが欠かせません。社用スマホは業務データや社内システムにアクセスできるため、情報漏洩やマルウェア感染の入口になりやすいからです。

とくに、会社の目が届かない場所で開いたサイトや、業務中にうっかりタップしてしまったページが、そのまま感染源となるケースは現実に起きています。スマホにも機密情報が含まれているため、PC同様に取り扱いに注意が必要です。

こでは、社用スマホで見てはいけないサイトと、企業が取るべき対策をわかりやすく整理します。

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資料の内容

  • よくあるメール受信のトラブルとその影響
  • 迷惑メール対策を怠ると起こるリスク
  • 業務効率化につながる具体的な対策(ホワイトリスト、脱PPAPなど)
  • メールセキュリティ強化に役立つサービス紹介

社用スマホで見てはいけないサイトまとめ

社用スマホは、業務遂行のために支給されています。
スマホ経由のマルウェア感染を防ぐために、サイトの安全性に関する基礎知識を押さえながら、社用スマホで閲覧するサイトについて、正しく選別するスキルを身に付けなければなりません。

まずは危険なサイトを判断するために、押さえておくべき基本ポイントを整理しておきましょう。

【サイトの安全性に関する基礎知識】

  • 危険サイトは“見ただけ”で感染するケースがある(ドライブバイダウンロード)
  • URLが正しく見えても偽装されている可能性がある
  • 社用スマホは社内ネットワークとつながるため、個人端末以上の被害が出る

業務に関係のないサイト

社用スマホの安全性を確保するために、業務に無関係のサイトを社用スマホでは閲覧しないようにしましょう。
ニュースやまとめサイトのリンクや広告から、不正ページへ誘導されるケースもあります。社用スマホでニュースを読みたい場合は、新聞社のサイトや大手ニュースサイトを選び、個人のサイトは避けるようにすることがポイントです。

また、SNSで最新情報を得ることもありますが、ドメインが不明な外部リンクをタップしないように注意します。

広告が掲載されているサイト

広告は「企業が出すものだから安全」とは限りません。広告枠の一部が攻撃者に乗っ取られる「マルバタイジング(不正広告)」の被害は増えています。

マルバタイジング(不正広告)は、見た目は正規の広告なのに、中身が攻撃者にすり替わっている点が特徴です。正規サイトにも紛れ込み、クリックしなくても勝手に動作することがあり、「ウイルス感染」など焦らせる偽メッセージで悪質サイトへ誘導します。
本物そっくりのデザインで信頼させようとするため見分けがつきにくく、ページが勝手に遷移したり、同じ警告が何度も表示されたりするなど“不自然な動き”が出るのが典型です。

社用スマホ使用時は、広告が多いサイトへのアクセスは極力避けましょう。

メールに添付されたサイト

外回りのスタッフは、仕事のメールをスマホで確認することも多くなります。しかし、メール経由の攻撃は、サイバー攻撃の定番です。
メールにはさまざまなURLが添付されていますが、本当にクリックしてもいいURLなのか、メールの差出人は業務に関係がある人なのか、しっかり確かめてから添付されたURLをタップするようにしましょう。

【添付URLをタップする前に確認するポイント】

  • メールの差出人は業務に関連する人か
  • メールアドレスが正しいか
  • 件名や本文に適切な文章が使われているか
  • 添付されたURLは公式ドメインであるか
  • 今、見なければならないサイトなのか

AIが提案したサイト

AI検索やチャット型AIが提案するサイトも、100%安全とは言えません。AIは外部サイトの安全性を検証できないため、攻撃者が作成した新規ドメインが紛れ込む可能性があります。
必ずURLが公式サイトのものであるか確認することはもちろん、開いたサイトで業務に関する情報の入力を求められた場合は、入力しないですぐにサイトを閉じることが大切です。

アプリに掲載された広告に誘導されるサイト

不要なアプリを入れてしまうと、アプリ内広告や不正な仕組み(SDK)から、危険なサイトへ誘導されるケースがあります。また、端末内部の情報にアクセスされやすくなり、思わぬ形で業務データが外部に送信されるリスクも高まります。
社用スマホには、会社で使用を認められている業務ツール“だけ”をインストールする運用が安全です。できるだけ、広告が表示されないアプリを選びましょう。

SDK(Software Development Kit)とは

アプリを作るときに使う「便利な部品セット」のことです。 広告表示や利用分析などの機能を簡単に追加できる一方で、不正なSDKが紛れ込むと、ユーザー情報の外部送信や危険サイトへの誘導が行われることがあります。

知っておくと評価される!社用スマホのマルウェア対策

AIによって詐欺サイトの量産やOS脆弱性の悪用が加速し、社用スマホはこれまで以上に攻撃者に狙われています。ここでは、外回りや管理職が“できる人”として評価される、実践的なセキュリティ対策をまとめました。

スマホOSの脆弱性を放置しない

スマホは常に攻撃者の標的になっており、ゼロデイ攻撃(未修正の脆弱性を突く攻撃)を受けるリスクもあります。社用スマホは“最新の状態で使う”ことが最も重要です。
スマホのOS更新を放置すると、気づかないうちに情報が盗まれる恐れがあります。

社用スマホのOSアップデートに関する対策

  • アップデート通知は当日中に対応するルールを徹底
  • 夜間の自動更新を有効化

AIで生成される偽サイトを見抜く方法を共有

AIは正規サイトそっくりのページを短時間で複製できるため、URLの偽装被害が増えています。
社用スマホを安全に使うには、“見た目のデザインではなくURL”を確認する習慣が欠かせません。

  • ログインページは必ずブックマークから開く
  • URLのドメインが公式か必ずチェック

アプリ権限は“必要最低限”に

社用スマホで複数の社内クラウドアプリを使用している場合は、権限付与に注意が必要です。
社員へのアプリのアクセス権限の与えすぎや、社用スマホにダウンロードしたアプリへの権限設定は、内容によっては社用スマホからの情報漏洩につながります。

社員やアプリに与える権限設定について

  • 社員やアプリに与える権限設定について
  • 管理者設定で社用スマホの権限を最小化する
  • 社内で使用しているデータは権限設定を行う

社用スマホのセキュリティ対策ならサイバーウェイブジャパンへ

社用スマホは、メールやファイル共有、スケジュール管理など業務の中心で使われる重要なツールです。そのため、端末の一時的なトラブルや誤操作が、情報漏洩や業務停止といった大きなリスクにつながる可能性があります
サイバーウェイブジャパンでは、こうした企業の課題に対応するため、社外からでもチェックができるセキュリティに配慮したメールシステムやクラウドサービスを展開しています。
運用ルールの整備と技術的対策を組み合わせることで、社内のセキュリティレベルを大きく向上させ、社員が安心して業務に集中できる環境を整えます。

社外で活躍するスタッフを多く抱える企業の方や、「社用スマホの安全性に不安がある」「業務データを安全に運用したい」という企業の方は、ぜひ 株式会社サイバーウェイブジャパンにご相談ください。
貴社の運用状況に合わせた最適なプランを提案し、導入から運用までしっかりサポートします。

 

 

 

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この記事のポイント

  • 1.社用スマホで見てはいけないサイトは?

    社用スマホのセキュリティを維持するために、見てはいけないサイトの傾向は以下の通りです。

    • 業務に無関係なサイト
    • 広告の多いサイト
    • メールに添付されたサイト
    • アプリ経由でアクセスするサイト

    社用スマホは「業務遂行」のために利用し、業務に無関係なサイトの閲覧を避けることが重要です。
    詳しくは「社用スマホで見てはいけないサイトまとめ」をご覧ください。

  • 2.社用スマホのマルウェア対策は何をすればいい?

    社用スマホのマルウェア対策は以下の通りです。

    • スマホOSは常に最新バージョンに保つ
    • ゼロデイ攻撃を避けるために通知当日のアップデートを徹底
    • AI生成の偽サイトはURLの公式ドメインを必ず確認
    • アプリ権限は必要最低限にし、アクセス許可を絞る
    • 社内で偽サイト対策やURL確認ルールを共有する

    詳しくは「知っておくと評価される!社用スマホのマルウェア対策」をご覧ください。

株式会社サイバーウェイブジャパンでは、社内外で利用できる高度なセキュリティシステムを備えたクラウドメールをご用意しています。お気軽にご相談ください。

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資料の内容

  • よくあるメール受信のトラブルとその影響
  • 迷惑メール対策を怠ると起こるリスク
  • 業務効率化につながる具体的な対策(ホワイトリスト、脱PPAPなど)
  • メールセキュリティ強化に役立つサービス紹介
この記事の編集者
CWJ編集部

インターネットデータセンターの運用から、クラウドサービスの提供まで行う株式会社サイバーウェイブジャパン(CWJ)のWeb担当者。
クラウドメールやデータ運用に関する弊社の知識を生かし、皆様のお役に立つ情報を発信しております。

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