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件名を見て迷惑なスパムメールを見破る!ありがちなタイトルをご紹介

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件名を見て迷惑なスパムメールを見破る!ありがちなタイトルをご紹介

スパムメールは大量に送信される迷惑メールのことで、主な被害は、コンピューターウイルス(マルウェア)への感染や、氏名や生年月日、クレジットカード番号などの個人情報漏洩です。 

スパムメールは、送る側も対策する側も常に対策しています。 

そのため、スパムメールの送信者は「どうにかして相手を騙せないものか」と、日々新しい手口を考えていますが、基本のパターンがありますので、インターネットに詳しくない方でも見破ることは可能です。 

スパムメールを見破るには、まずメールのタイトル(件名)に注目しましょう。 

スパムメールにありがちなタイトルや見破る方法についてご紹介しますので、参考になさってください。 

スパムメールのタイトルの傾向

スパムメールにはさまざまなタイプがありますが、タイトルの傾向をつかむと見破りやすくなります。そこで、通販サイトやSNSなどのアカウント利用に関するメールのタイトル、クレジットカード利用に関するタイトル、宅配便を語るタイトルについてタイトルの傾向をご紹介します。 

ご紹介するタイトルのメールが来た場合、「スパムメールかな?」と疑問を持つきっかけづくりとして活用してください。 

アカウント利用に関するタイトル

通販サイトやSNSなど「アカウント利用に関するスパムメール」は、誰もが知る大手通販サイトや有名サービスを語って送られてくケースがほとんどです。 

タイトルの例をご紹介しますので、参考になさってください。 

  • 【●サービス名●】アカウントを確認してください(自動配信メール) 
  • 【●サービス名●】会員情報を更新できませんでした(自動配信メール) 
  • xxxx.co.jpアカウントの支払い方法が確認できません 
  • xxxx.co.jpアカウントの所有権の証明の確認 
  • xxxx.co.jpアカウントのキュリティ警告 
  • アカウントを凍結しました 
  • ▲▲▲▲アカウントを利用制限しています 
  • ▲▲▲▲アカウントの仮パスワード 
  • ▲▲▲▲アカウントが異常で、ログイン制限がかかりました 

主に、アカウントの登録内容の確認や、セキュリティの警告など、メールの受信した方が「確認しなくてはならないと感じるようなタイトル」で送られてきます。 

送信メールアドレスを見ると、全く違うメールアドレスであったり、1文字違いのメールアドレスであったりするため、慌てて開かないように気を付けてください。 

万が一開いてしまった場合、メールに記載されているURLや画像をクリックしないようにしましょう。 

カード利用に関するタイトル

クレジット利用に関するタイトルをつけて、スパムメールを送り付けてくる手口もあります。クレジットカードは利用明細の連絡がクレジットカード会社からくる場合もありますので、ついつい開封してしまいがちです。 

タイトルの一例をご紹介しますので、慌てずに対処してください。 

  • 【重要】●●カードサービスの緊急連絡 
  • 【重要】●●カードの登録情報を確認してください 
  • 【重要】●●カードのパスワードをご確認ください 
  • 【重要】●●カードの登録情報を確認してください 
  • 【お知らせ】●●カードご利用内容確認のお願い 
  • 【●●カード】カード会社から緊急のご連絡です 
  • 【緊急】お客様の●●カードが不正利用された恐れがあります 

クレジットカードに関するスパムメールの場合、「緊急の連絡」を装ったメールが多くみられます。 
しかし、本当に何か事故が起こった場合、カード会社はあなたの電話に連絡を入れますので、大抵のメールは無視できます。 
利用明細の確認や利用があったことを知らせるメールはカード会社からくることはありますが、緊急連絡をメールで済ませることはほとんどありませんので、騙されないようにご注意ください。 

宅配便を語るタイトル

ネット通販の発送のお知らせや宅配便の配達情報に関するメールに混ざり、スパムメールを送信する迷惑な行為が横行しています。 

タイトルの一例はこちらです。 

  • 【●社名●】お荷物投函のお知らせXXXXX-000-1111 
  • 【●社名●】お荷物をお届けいたしましたがご不在でした 
  • 【●社名●】お荷物の受け取り手続きを行ってください 
  • 【●社名●】お届けお知らせメール【不在通知】 
  • ●●●再配達受付センターからのお知らせ 
  • 【重要】お荷物のお預かり期限が切れました 

宅配便を語るスパムメールの場合、荷物のお届け通知や不在通知に関するタイトルが多々見受けられます。 
身に覚えがない配送確認のメールは安易に開かないようにしましょう。 

荷物に関するお知らせは、メールではなく、LINEで配送通知を行っている宅配業者もいます。できるだけEメールを利用せずに、企業の公式LINEアカウントを利用することも被害を防ぐポイントです。 

スパムメールを見破る方法

スパムメールを見破るときは、件名だけで見破れないこともあり、送信メールアドレスを見ることや、企業の公式サイトを確認することも大切です。 
スパムメールを見破る方法をご紹介しますので、参考になさってください。 

送信メールアドレスを確認する

スパムメールは、有名企業のアカウントに似せたメールアドレスでメールを送ってくることもあります。 
しかし、電子メールアドレスは第三者が同じメールアドレスを取得できない仕組みになっています。そのため「似ていても必ずどこか違うところがある」ということを覚えておいてください。 

知っている企業のアカウントに似ていても、1文字違いであったり、「co.jp」が「ne.jp」であったり、ドメインが違うこともあります。大文字と小文字の違いにも気を付けてみてみましょう。 

企業の正式なアドレスが知りたい場合は、インターネットで検索して確認することをおすすめします。 

企業の公式サイトを確認する

怪しいメールを受け取ったら、企業の公式サイトの情報を確認してみましょう。 

「●●を語る迷惑メールが送信されています。ご注意ください。」「●●はお客様にメールでパスワードをお伺いすることはありません」など、スパムに関するお知らせを見ることができます。 

第三者によるスパムメールにより信頼が失われることは、企業にとって避けたいことです。 
迷惑メールに騙されてしまった方から、企業にクレームがはいることもあります。クレーム対応には時間がかかりますし、なによりお客様からの自社へ信頼を失わないために、企業も対策を取らなければなりません。 

そのため、自社を語るスパムメールの存在を知った企業は、お客様が実際に受け取ったメールの内容を確認し、公式サイトやSNSの企業アカウントを通して注意喚起を行います。 

件名が文字化けしている、日本語が不自然な場合は開かない

スパムメールは日本で作られているとは限りません。また、チェック作業も適当です。そのため、件名や本文が文字化けしていたり、日本語が不自然であったりするケースがあります。 

スパムメールの場合は、大抵名の知れた企業の名前を語ってきますが、よほどのミスがない限り、正式なメールでは文字化けや日本語の誤字はないと考えましょう。 

タイトルに緊急性があるメールでも焦らない

企業を語るスパムメールを受け取っても10分以内に返信してくださいというような「すぐに対応しなければいけない」メールはほとんどありません。 

緊急性をアピールするメールを受け取った場合でも、落ち着いて件名や内容を確認して対処してください。 

緊急性を感じる言葉があっても落ち着いて対処

カード利用に関するメールや宅配に関するメールの件名に「緊急」「至急」などとついていても、大抵の電子メールは直ちに対応する必要はありません。 

まず、本当に緊急性を要するクレジットカード利用に関する連絡は、滅多に電子メールで送られて来ることはありません。すぐにメールを見ない方もいるため、緊急性の高い連絡の場合はカード会社から電話がかかってきます。 

通販や宅配のお知らせに関しては、大抵は返信期間に猶予があります。期限はあるものの「今すぐ手続きをしなければ、商品が届かない」ということはほぼありません。 

SNSのお知らせメールに関しては、不正ログインの関知を知らせるメールもあり、できるだけ早く気付いたほうがいいメールもありますが、心配な場合は、メールの件名や差出人のメールアドレスを検索エンジンで検索してから開封するくせをつけましょう。 

どんなメールを受け取っても、件名や差出人の確認を行う程度の時間はあります。 

最低でも数日は猶予があるためよく確認する

多くの企業がメール連絡を行う場合、返信の期限に猶予を設けています。 
本当に重要なメールであるのかどうか、確認する時間はありますので落ち着いて対処しましょう。 

「プレゼントが当選したから住所を教えて欲しい」というメールも、期限まで余裕がある状態で送られてきます。応募した覚えがない懸賞の場合、安易に個人情報を入力しないよう情報の真偽を確認してから対応してください。 

スパムメールはタイトルと差出人を見て判断

スパムメールの被害にあわないようにするため、覚えておきたいポイントはこちらです。 

  • メールのタイトル(件名)を確認する 
  • 差出人のアドレスを確認する 
  • 企業の公式サイトを確認する 
  • メールに文字化けや誤字があるか確認する 

これらの手順を踏んでも判断がつかない場合は、添付ファイルや記載されているURLには触らないでおきましょう。 

本当に必要なメールであると確信が持てない場合は、添付ファイルからのウイルス感染やフィッシングサイトへの接続に気をつけなければなりません。個人情報の入力を迫られた場合は、家族や友人、同僚に相談してから対応することも有効な手段です。 

スパムメールの種類や対策方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。 

企業がスパムメールの被害を防ぐには?

スパムメールのタイトルや見破る方法について、個人にも企業にも通用する内容でご紹介しましたが、企業がスパムメールの被害を防ぎたい場合はセキュリティサービスの導入をおすすめします。 

従業員が多い場合、個人のITリテラシーのレベルに差がでるため、定期的な教育はもちろん、セキュリティソフトによるパソコンやファイルの定時スキャンは欠かせません。 

そのため、スパムメールを判別してくれるメールサービスの導入をおすすめします。 

スパムメールにお困りの方におすすめのメールサービス

サイバーウェイブジャパンの「CWJ Secure One」(セキュアワン) なら、メールをリアルタイムで監視し、スパムがお客様のメールサーバーに届く前に排除してくれるため、スパムメールにお困りの方におすすめです。 

また、スパムメールは日本語のメールだけではありません。当サービスは、多言語スパム駆除率約97%の実績を有しますので、海外からのスパムメールにも対応可能です。 

添付ファイルによる感染拡大を防ぎたい方におすすめのサービス

万が一、スパムメールからマルウェアに感染してしまった際に、添付ファイルによる外部への感染拡大を防がなくてはいけません。ウイルスに感染したファイルを外部に送ってしまえば、自社の信頼にも関わります。 

そのような事態に備えたい方は「Mail File Link(メールファイルリンク)」の導入がおすすめです。 

ウイルスに感染しているファイルを先方に送ってしまった場合でも、サーバー側でウイルスチェックを行うため、外部に迷惑をかけることはありません。また、ウイルス入りの添付ファイルの受信も防いでくれます。 

サービス導入をご検討の方は、サイバーウェイブジャパンまでお気軽にお問い合わせください。 

お問い合わせはこちらお問い合わせはこちら

この記事のポイント

  • 1:スパムメールのタイトルの傾向は?

    スパムメールのタイトルの傾向はこちらです。

    • 【●サービス名●】アカウントを確認してください(自動配信メール)
    • 【●サービス名●】会員情報を更新できませんでした(自動配信メール)
    • xxxx.co.jpアカウントの支払い方法が確認できません
    • 【重要】●●カードサービスの緊急連絡
    • 【重要】●●カードのパスワードをご確認ください
    • 【●社名●】お荷物の受け取り手続きを行ってください

    主にアカウント利用に関するメールとクレジットカード利用に関するメール、宅配便を語るタイトルなどがあります。

    詳しくは「スパムメールのタイトルの傾向」をご覧ください。

    スパムメールの被害を防ぎたい企業の方は、サイバーウェイブジャパンの「CWJ Secure One(セキュアワン)」や「Mail File Link(メールファイルリンク)」のご利用をおすすめします。

  • 2:スパムメールを防ぐ方法は?

    スパムメールの特徴を知り、スパムメールを見破ることが大切です。

    スパムメールを見破る方法は以下の通りです。

    • 送信メールアドレスを確認する
    • 企業の公式サイトを確認する
    • 件名が文字化けしているか確認する
    • 日本語が不自然ではないか確認する

    焦ってメールを返信する必要はありませんので、よく確認してメールに対応しましょう。

    詳しくは「スパムメールを見破る方法」をご覧ください。

この記事の編集者
CWJ編集部

インターネットデータセンターの運用から、クラウドサービスの提供まで行う株式会社サイバーウェイブジャパン(CWJ)のWeb担当者。
クラウドメールやデータ運用に関する弊社の知識を生かし、皆様のお役に立つ情報を発信しております。

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